普段の会話で予想しすぎていませんか。
そんな人は「ただ聞くこと」に集中しましょう。
予測は便利、だけど…
携帯電話にも搭載されている「予測変換機能」、
よく使う言葉、過去に使った言葉を優先的に提案してくれる機能で、
芸能人の名前、ブランドの名前も大体変換できる優れものです。
超便利なのですが、人との会話の場合は「予測する癖」が害となることもあります。
予想・予測する聞き手
ぼく自身がよくやってしまうのがこれ。
人の話を聞くときに、話が終わる前から
「こういうことを言いたいんだよね?」
「前置き長いけど結論は○○だろう」
「これ前聞いた話だ」
などと考えてしまいます。
業務打ち合わせなどでは、予測が当たれば非常に効率的に物事が進むのですが、
予測が外れた場合には
「どうせこういう話なんだろう」と決めつけて、ちゃんと話を聞いていない部分もあり、
「あれ?どういう経緯でこんな話しになったんだっけ?」
ということになります。勝手に思考を始めて、人の話を聞いてないんです。
業務外でも、誰かが話し始めた瞬間に、
「あぁ、それって○○でしょ」とか
「知ってる!××だよね!」とか
ついついしゃべってしまいます。
自分の興味があること、得意なことで顕著です。
予想・予測される話し手
自分自身が話をするときに、上記の対応をとられると
・話す気をなくす
・イラッとする
のどちらかです^^;
議論を効率よく進めたい場合は、余計な宣託を並べずにすむので
トントン拍子に話が進んで気持ち良いのですが、
「自分が話したい内容」を本当に正しく予測してもらえる確率ってそんなに高くはありません。
ちょっとニュアンスが違うとか、そんなんばっかりです。
なんか違うけど、まぁいいや、と話をそのまま続けると
最初のニュアンスの違いが大きな問題になっていったり。
ちゃんと最後まで話をしておけばよかった、と思うことも多々あります。
プライベートの場合は、
「何かを伝えたい」というよりもただ単に「しゃべりたい!」という欲求?自己顕示欲?に駆られる場面も多く、
そんなときに途中で割り込まれると「今わしがしゃべっとるんじゃぼけぇ」と心の中で似非関西弁がさく裂しますですよ。
ということは、人が話をしているときは「ちゃんと最後まで話を聞く」ことがとても大事ってことです。
元マッキンゼーの方も「話を最後まで聞けば問題のほとんどは解決する」ということをおっしゃっていました。
なぜ予想・予測したくなるか
なんで自分が、人の話す途中で予測したくなるのかを考えてみるに
- 結論を先に話してほしい欲求
- 自分のほうがものを知っている、とアピールして優位に立ちたい「マウンティング欲」
- 弱みを突かれそうなときに保身するためのけん制として
- ただ単に最後まで聞く忍耐がない
などがあげらます。
1については「どうせ○○っていいたいんでしょ?早く結果だけ話してよ」という自分勝手な判断、欲求。
2については謎の対抗心、自分のプライドを保ちたいという自分勝手さ
3については、なんか嫌な話題の時に話をすり替えて逃避したいというシンジ君的発想
4については、集中力の欠如(ソワソワしちゃう)
ということで、どれもこれも自己中・忍耐不足の問題です。
相手の考えを、自分が正確に予測することは難しいですし、
そもそも会話の目的が「正しい情報の共有・伝達」ではない場合もあります。
普段からの意識・特訓あるのみ
会話の時に必要なのは、予測ではなく
最後まで話を聞いて、相手が話したい内容を100%理解できるようにすること。
さらに言えば会話の中身から相手自身も気づいていないような部分(心情など)までくみ取れること。
と考えています。
最近まで無駄話は文字通り「無駄」だと考えていたのですが、
無駄話こそ重要だったりするのではないか、と思考を改め始めました。
用件だけを伝えるものか、感情を共有したいがためのものなのか、
会話の目的は状況に応じてそれぞれですが
すぐに口をはさむよりは
「最後まで話を聞く」
ことを普段から意識して、習慣にしたいと考えています。
自分勝手な予想はよそう。
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編集後記
合気道の稽古のあと、西武球場へ。
初めて西武ドームでプロ野球観戦しました。
試合よりも、ビールの売り子さんの方が気になったことは内緒です。
重そうなビールサーバ抱えて
階段走りまわって
常連の名前覚えて
野球の勉強して
と、売上No.1目指して頑張っている姿が
営業的視点から気になったという意味で、変な意味はありません。
一日一新
西武球場
合気道の新しい技(腕がらみ) →いわゆるアームロック。折れそうで怖い。
↓注意!音が出ます!