丹田の作り方(自己流)

tanden

丹田って言葉、よく聞きますよね。

へその5cm下でお腹の表面から背骨側に5cm入ったところ、とか。

  • スポーツ
  • 武道
  • 発声
  • 呼吸法
  • 精神安定

などいろいろな分野で有効だという声を聞きます。

今回は丹田を作るための方法について書きます。

自己流なので間違ってるかもしれません。

丹田はつくるもの・鍛えるもの

まず、丹田と聞くと冒頭で述べたように”へそから○cm~の場所のことでしょ?”と思いがちですが

丹田は「場所」を指す言葉ではなく、「鍛錬して作り上げる感覚」であると私は解釈しています。

筋トレとおんなじです。

例えば、ボディビルダーの選手に「大胸筋ってどこ~?」と聞くと

胸をビクンビクン動かすことで返事をしてくれることが予想されますが、

ヒョロヒョロガリガリの人に同じことができるでしょうか。

おそらく

”筋肉量が足りない”

ことと、それ以上に

”大胸筋を動かす感覚が養われていない(運動神経が開通していない”

ためにビクンビクンさせることはできないはずです。

ただし、ちょっと筋トレして胸に筋肉ついて、その筋肉だけを動かすことができれば(運動神経が開通すれば)

それから多少筋肉が落ちたとしても、動かしたり意識したりすることができます。

ここでの運動神経が開通する、という表現は

一度自転車に乗れるようになってしまえば、数年のブランクがあってもあっさり乗れる(再び自転車に慣れるまでちょっと怖いけど)

みたいな感じでしょうか。

ということで、ただ単に「へその下に丹田がある」といっても、

そこを意識・操作できずに、ただ闇雲に下っ腹に力を込めるばかりだったら

丹田を使えていることにはなりません。

ちなみに、熟練した武道家やスポーツ選手は下っ腹がポッコリと膨らんでいたりします。

それこそ布袋さん(七福神)の様にぽっこりと。これは丹田が鍛えられているのです。

丹田のつくり方

前置きが長くなりましたが丹田の作り方(自己流)です。

1)立って、足を肩幅に開きます。深呼吸でもしてリラックスしておきましょう。

2)足のつま先側、親指と人差指の付け根付近に体重をかけるようにします。

つま先立ちになるのはやり過ぎです。あくまで、足の裏全体をつけたまま。かかとからじわーっとつま先の方に体重を移動させてください。

3)骨盤の先(仙骨・尾骨)が、親指と人差し指の付け根を向くように腰をいれます。

極端に言えばレイザーラモンHGが「おぅけぇぇ~い!」と言いながらポージングしている、あの骨盤の角度です。

腰を後傾させるので、どちらかといえば猫背っぽくなります。

4)仙骨・尾骨の方向に空気が抜けるようなイメージで、息を吐きます。

※あくまで下に抜ける「イメージ」です。実際に下に吐くわけではありません。顔は正面を向いたままで。

体の重心が下がってきて、下腹部に張りを感じないでしょうか?それが丹田です。

上述した方法で感覚をつかめない方は、

普通に立った状態から、超巨大なフラフープを回すようなイメージで、腰だけを大きく・ゆっくりと回します。

ちょうど腰が前方に来たときに、下腹部に張りというか、腹圧を感じることができるはずです。

この感覚を覚えましょう。

個人的な体感覚

私が丹田を意識して感じた結果を以下に箇条書きしてみます。

  • ターン・回転しやすくなる(体の縦の軸が定まる。合気道の転換がやりやすくなる)
  • 腰の負担が減る(もともと私が反り腰だったため)
  • 下半身と上半身が繋がっているように感じる(腰を反らせると、上半身と下半身が途切れて分離した感じになる)
  • 下っ腹の腹筋がついてくる
  • 水泳、クロールのときに軸をキープできる
  • 腰が入るので自然と顎を引いた形になりクロール時の水の抵抗が減る
  • 小股のピッチ走法なら膝の負担減らしながら長時間走ることができる(お尻と背骨でショック吸収される感覚)
  • ストライド走法やスピード出して走る(キロ5分未満)場合は、腰を入れて丹田意識する走り方は向いていないと思う。
    丹田意識するとトルク(力強さ)は出るが、手足を高速動作させるにはかなりの特訓が必要な気がする。。。

まとめ

丹田について思うことを書きました。

=====

[編集後記]

陣馬山トレイルで前太ももと肩が筋肉痛です。。。

左足に荷重するくせがあるので、筋肉痛も左のほうがひどい。。

左右均等に使えるようになりたいです。

[一日一新]

筋膜リリース用のバー

=====

おわり

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