ウルトラランナーの朝は早い ~野辺山100km完走記 その4~

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2016年5月22日に開催された、第22回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソンを完走しました。

100kmを走破するのにかかった時間は13時間36分28秒。

スタートからゴールするまで、なにを感じてなにを考え走ったのか。

その記録を残しておきます。

野辺山100km関連の投稿はコチラ↓

第22回 野辺山ウルトラマラソン関連の投稿はコチラ↓

はじめての野辺山ウルトラ、レース手配と準備 ~野辺山100km完走記 その1~

野辺山100km完走のために準備したもの・装備 ~野辺山100km完走記 その2~

いざ野辺山へ! ~野辺山100km完走記 その3~

ウルトラランナーの朝は早い ~野辺山100km完走記 その4~

トイレを制するものはレースを制す ~野辺山100km完走記 その5~

八峰の湯から滝見の湯へ ~野辺山100km完走記 その6~

噂の馬越峠で下半身が悲鳴をあげる。そしてゴールまで。 ~野辺山100km完走記 その7~

野辺山ウルトラの総括。来年は蕎麦を食べよう。 ~野辺山100km完走記 その8~


起床~会場まで

2016年5月22日、レース当日。

起床予定はAM2:00。

しかし、みんな緊張のためか1:30頃からポツポツ目が醒め始めたようで真っ暗な中、ガサゴソと動き始めていた。

2:00になって、ようやく部屋の電気をつける。

「おはようございます~~」と声を掛け合い、歯を磨き、レースウェアに着替える。

今回野辺山ウルトラには10人の大所帯で臨んでおり6人と4人に部屋割りが分かれていた。

私は6人部屋の方。

で、2:15頃になっても隣の部屋の4人が起きてくる気配が無い。

「え、そろそろ起きなきゃマズイんじゃないの?」と言いつつ塾経営者のNバッティが声をかけにゆく。

隣部屋の4人(コードネームAKB,熊,仙人,古田さん)起床。

10人全員起きたところで、2:30から朝食。

ご飯とお味噌汁と焼き魚。普段通りの量を食べる。朝早すぎてお腹が減っていない。

ともかく、早朝(というか深夜)に食事を準備してくれた旅館の方に感謝しつつご馳走様。

部屋に戻り準備を再開する。

膝と足裏にキネシオテープを貼り、擦れ防止のため足指にワセリンをたっぷり塗りつけソックスを履く。

ペットボトルに水を入れ、ランニングポーチにセット。

42km地点までの補給ジェルも入れておく。

トラブル時に備えて、ロキソニン・胃薬・絆創膏もポーチに忍ばせた。

顔や腕にワセリンを薄く塗り、その上から日焼け止めを塗っておく。

ワセリンを塗ることで日焼け止めの刺激から肌を守ってくれ、

日焼け止めを落ちにくくしてくれる(それでもレース中に汗や水で落ちてしまうけど)。

時刻は3時15分。

準備は整った。

  • スタート地点で預けておく手荷物
  • 42km地点用バッグ
  • 71km地点用バッグ

を持って宿をチェックアウトし、レース会場行きのバスを待つ。

、、、が、バスが全然こない。

数台のバスで各宿泊施設を回りつつ会場へ運んでいるらしいが、

台数が足りていないのか回転が遅い。

寒い中(気温15℃くらい)宿の前でひたすら待つ。

しびれを切らしている我々を見かねた宿の人が、

自前の車(エスティマ)で送ってくれることになったのだが

タイヤがパンクしており、5m進んだだけですぐさま降車\(^o^)/ナンテコッタイ

しかたなくバスを待つことに。

結局バスに乗れたのは3:45頃。真っ暗だった空が明るくなり始めた頃だった。

会場到着~レーススタートまで

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野辺山駅に到着。

そこから歩き、会場についたのは4:15頃。

スタートは5:00なので、荷物預けたりトイレ行ったりと少し急がなければならない。

特設ステージで集合写真を撮り、各自荷物を預けに向かう。

スタート地点には2台のトラックが止まっており

  • 42km地点(八峰の湯)で受け取る荷物用
  • 71km地点(滝見の湯)で受け取る荷物用

に分かれている。逆に預けないよう注意が必要だ。

それぞれのトラックで荷物を預ける。

そして防寒用の上着を脱ぎリュックに詰め、

レーススタート時防寒用の透明ゴミ袋をかぶる。

携帯電話は電池節約のため機内モードにして、ランニングポーチに詰め込む。

残り全ての手荷物を体育館の中に預託。

上着を脱ぐと結構寒い。早くスタートして、身体を温めたい。

レース前最後のトイレに行き(めちゃくちゃ並ぶので時間に注意)スタート地点に向かう。

ここでコードネーム古田さんと合流。

古田さんは私を滝行や峠ランに誘ってくれるナイスガイだ。

スタート行列の中に紛れ込むと、人の熱で多少温かい。

古田さんと「みんなどのあたりにいるんでしょうね~?」なんて世間話をしながら

スタートの号砲を待つ。他のメンバーとはバラバラになってしまったのだ。

100km部門2400人、71km部門300人、42km部門300人の合計3000人が一斉に集まっており、

はぐれてしまうのも当然か。

4:45になり開会式がとり行われ、時刻は5:00。

待ちに待ったスタートだ。

ここから小さな旅が始まる。

帰ってくるのは14時間後か。

「いってらっしゃ~~い!!」道路両脇に並んでいる応援の人たちが声をかけてくれる。

「いってきます!」と叫ぶとともに、お帰りなさいを言ってもらえるように頑張ろうと心に決める。

=====

編集後記

思い返しながら書いているとレースの進捗が悪いので

次回からもっとスパスパ書きます!!^^;

ブログ書きながら、レース当日を思い返して実感するけど、やはり自分はロングレースが好きなんす。

ちょっとした旅に出ている気がして。

トライアスロンのロングもそうですが、

スタートでの「いってらっしゃい」

ゴールでの「おかえりなさい」

はこころに響くものがあります。

笑顔で見送って&迎えてくれるみんなが家族のようにさえ思えて。

一日一新

・菓子工房 イチミネ 岡田港前のシュークリーム&プリン

・さるびあ丸で横浜に帰港

・船の中でビール


  

第22回 野辺山ウルトラマラソン関連の投稿はコチラ↓

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