基本情報くらいとればいいじゃん。システム開発者なら。

基本情報くらいとっておこう。

理由は、言葉の壁が小さくなるから。興味を保てるから。最低限のレベルを保証できるから。

資格の勉強で「知らない言葉」を沢山仕入れること。

言葉を過去に一度でも聞いたことがあれば、興味の度合いが

初めて聞いたときの数十倍は保てる。

情報処理技術者試験の概要

業務で組込みシステムの開発に携わっている身として、

後輩には「基本情報くらいとっておいたほうがいいよ」と言っています。

「基本情報」とは基本情報技術者という国家資格のこと。

経済産業省が認定する、情報処理技術者試験の中の一区分です。

IPA(情報処理推進機構)のWEBサイトによると

情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、

情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。

とのこと。

ITを利用する側の資格としてはITパスポート試験があり、

ITを開発する側の資格としては知識・技術レベルと専門性によって

複数区分に分かれています。

・基本情報技術者試験

・応用情報技術者試験

・プロジェクトマネージャ試験

・ネットワークスペシャリスト試験

・情報セキュリティスペシャリスト試験

・エンベデッドシステムスペシャリスト試験

などなど・・・

taikei

(source: https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

ちなみにエンベデッドシステムとは

iPhone、ルンバ、GPS付き腕時計、髭剃り、テレビ、カーナビなどなど、

用途が特定された電子機器・コンピュータのことです。

日本語で言えば組込みシステム。

パソコンは汎用性が高いので組込みシステムとは言いません。

基本情報をとるメリット

基本情報取得をすすめるのは

  1. 言葉の壁が小さくなる
  2. 興味を保てる
  3. 最低限のレベルを保証できる

というメリットがあるから。

現在、若手社員でとあるプロジェクトを立ち上げ

プロジェクト準備段階として勉強会を主催し、

CPUの内部構成、メモリーとの関係などを説明しています。

その中で

・レジスタ

・キャッシュ

・メモリアドレッシング

などの言葉を使うのですが、参加者にとっては初めて聞く言葉が多いらしく、

時間の経過とともに表情がだんだんと曇っていきます

(「自分とは遠い話」と受け取り始め、興味が失われていく過程が見て取れる)。

もちろん、興味を失われては困るので丁寧に説明はするのですが、

これらの用語は基本情報試験ででてくるもの。

基本情報はその名の通り、情報処理技術の「基本」を理解できているかが問われる資格です。

システム開発に携わったことのある人間なら、

一日30分の勉強を3か月から半年もすれば楽々合格できるイメージ(合格率も25%前後、低くはない)。

ということで、プロジェクトをまとめる側からすれば

ちょっとやればできることをやってもらえれば

プロジェクト参加者の知識の最低ラインがそろって

ものごとを進めやすくなり、ありがたいのです。

…とある勉強法セミナーに参加したときに講師が

「親近感をもつこと」と述べていました。

新しい分野を勉強では、知らない言葉のオンパレードで

脳みそは拒否反応・アレルギー反応おこしまくります。

それでも毎日参考書を流し読みするなど、地道に継続することで

いつの間にかその分野に対する「親近感」が醸成され

新しい言葉に対する拒否反応が無くなり、

知識を受け止める土台が出来上がっていくとのこと。

と、ここまで書いて自分自身も知識を広げるなり深めるなり

新しいチャレンジをしなければならんなと自戒。

まとまりのない文章になっちゃった。。

=====

編集後記

渋谷でとある方の講演を聞く。

ぶち抜け感が半端ない。

「才能を爆発させる」ことに再現性を

持たせているところがすんごい。

自分のメソッドを強烈にプッシュするというのも

大切だなぁ、と考えた(ブログの書き方も考えないと)。

一日一新

渋谷クロスタワー

Iさんの講演

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