フルマラソンデビュー記、レースの反省編です。
これまで3回にわたりレースに向けてのトレーニング、準備などについて書いてきましたが
この4回目で勝田マラソン記を締めくくります。
まず、今回のレース結果について概要です。
走ったコースはこんな感じ。
スポーツ用の腕時計が無かったのでスマホをポーチにしのばせ、アプリ(Runkeeper)で計測しながら走りました。
レース当日、走り終わった後にすぐ発行してもらえる記録証。
Runkeeperの分析画面。
記録証とRunkeeperの分析からわかるとおり、15㎞地点までスピード挙げて走りすぎて、
そこからみるみる失速しています。。
<スタート ~ 15㎞>
若干緊張しながらのスタートでした。
スタート直後は人が多すぎて走れない状態のため、歩いて前に進みます。
5分弱歩いて、ようやく人と人の間隔が離れ、走れるようになりました。
一緒にスタートしたランチームのKさんの後ろを追う形で走ります。
初めてのフルマラソンで誰か目標となる人がいなければ
メンタル的に苦しくなり、かつ、ダラダラ走りすぎる懸念があると考えたためです。
結果から言うと、ついていく人を間違えました笑
Kさんは盤石の走りで5分20秒/キロペースをきっちりと守り続けるのですが、
私にとっては明らかにオーバーペースです。
5㎞までは「あれ?全然行けるんじゃね?」と余裕をかましていたのが
10㎞超えたあたりから少しきつくなってきて、
15km付近の坂を超えてから足が前に出なくなり、Kさんについていくことができなくなります。。
途中にある給水所(7㎞と11km地点)は全て立ち寄って、水分補給を行いました。
走りながら給水所のテーブルの上に置かれた紙コップをつかむのですが、
そのまま口に運ぶと走る振動などで上手く飲むことができず気管に水が入ってむせてしまうため
紙コップの口を握りつぶすようにして、飲み口を細くしてからちびちび飲むようにしました。
また、10㎞地点で特性ドリンク(昨日の投稿を参照)を2,3口軽く飲みました。
味が濃すぎて、水が欲しくなってしまいます。
意外と、このような些細な気持ち悪さが走りに影響してきます。11kmの給水所で水を飲んで
のどをスッキリさせると、足取りも若干復活です。
<15㎞~25㎞>
今回のレースで最もつらかった区間です。
15㎞まで飛ばし過ぎた分、足が疲労し歩幅が狭くなっていました。
これまでと同じペースで走っているつもりなのですが、どんどん他のランナーから抜かれていきます。
ごぼう抜かれです。
「後ろのランナーの邪魔にならないようコース取りしなければ」とか
「あれ、俺なんで走ってるんだっけ?」とか考えていました。
このときは、例えば20㎞地点であれば「もう25km位は走ったつもりなのに!」という
「実際に走った距離が感覚マイナス5㎞」状態で、メンタル的に辛かったです。
必死にフォームを崩さないことだけ意識して走ります。
18㎞あたりでお腹の調子が悪くなり、一回目のトイレ。
時間は3,4分のロスになりますがお腹の不安を抱えたまま走り続けることは考えられませんでした。
20㎞あたりの給水所で特性ドリンクを半分ほど飲み、ポーチに入れていたアミノバイタルゼリーを食べます。
<25km~35km>
トイレで身軽になったためか、補給でリフレッシュしたためか苦しい感覚がなくなってきます。
15㎞から一気にペースを落とし、自分のペースで走ってきたことで体が落ち着いたのかもしれません。
ただし、30㎞手前で突如「お腹へったなぁ~」と空腹感が襲ってきました。
これはまずい兆候です。
「のどが渇いた」「お腹が減った」と感じてから水分・食糧を補給しても既にとき遅しなのです。
そう感じる前に、しっかりと補給を取っておかなければなりません。
幸い、私設エイド(個人で応援してくれる方々が、チョコレートなどを渡してくれます)が沢山あったので
色々な方々からチョコレートをぶんどり、栄養補給をしました。甘さが身に沁みます。
数km後には空腹感が消えたので、ひとまず安心です。
応援してくれた勝田の皆様に本当に感謝。
あと、15㎞までは応援してくれる人にお礼を言う余裕もなかったのですが、
このあたりでは「ありがとうございます!」「がんばります!」とお礼を言う余裕が出てきました。
小さなお子さんがチョコレートや飴を手渡してくれることもあるので、その可愛さにこっちも笑顔になってしまいます。
<35km~38㎞>
また辛くなってきます。1㎞の距離が長く感じるのです。
あぁ、まだ500mしか進んでない、、などと悶えていたら
目の前に赤いバンダナを巻いたランチームの元帥を発見!
思わず声をかけ、二言三言交わします。
これだけでだいぶ気分が楽になりました。
もし一人でレースに臨んでいたらこのようなリフレッシュの機会も
無かったのだな・・・と思い、感謝の気持ちで走りました。
この区間で2度目のトイレタイム。お腹の調子がどうしても悪いみたいです。
トイレには行列ができていたのですが、背に腹は代えられないので
仕方なく並びます。また4,5分のタイムロスです。
あと、30㎞で取る予定だったアミノバイタル粉末とショッツを取っていなかったことに気づいたので
35km地点で、給水所の水とともに頂きました。
ゆるい登りが続く箇所でしたが、これまた路上の応援に支えられ駆け抜けます。
<38㎞~ゴール>
問題が発生。交通規制が解除されたのです。
マラソン開始から4時間後までしか交通規制されないようで、
交通規制解除後は当然、赤信号で止まらければなりません。
一度立ち止まると足の疲労感、筋肉のハリを強烈に感じます。
青信号になってまた走り出すときのあの足の重さったら、、、orz
赤信号には3,4回ひっかかったと思います。
これでまた数分のタイムロスですね。
せめて6時間くらいは交通規制しいたままにしてほしかった。。。
このあたりから、歩いているランナーの数が急に増えてきます。
膝が痛くなったり、故障したのでしょうか。
さて、信号待ちは心身ともにこたえましたが、それ以外は
「あと少しじゃん!完走できそうじゃん!」
とテンションが上がって、かなり快適に走ることができました。
目の前にポンデリングの仮装をしているランナーがいたので、
ポンデリングをターゲットにして追いかけます。
仮装をしていると「ポンデリングがんばれ~!」というように
周りの人から名指しで応援してもらえるので効果が高そうです。
人から「がんばれ!」と言われてこんなに嬉しいことは中々ないかもしれません。
ましてや、名前呼ばれてがんばれ!なんて言われたら嬉ションしかぶってしまうかもですよ。
最後の2㎞はラストスパート。
これまでずっとナンバ走りで、見た目が気持ち悪い脱力走りをしていたのですが、
普通の走りに切り替えてストライド上げ気味で走り、そのままゴール。
最後にゴールを通過する瞬間の達成感は何とも言えません。
ゴール後に、靴に括り付けていた計測用チップを外し、参加賞のTシャツを受け取ります。
そのあとアミノバリューとバナナを貰って記録証発行所へ。
レース当日に記録証を貰ったのは初めてだったのでテンションあがりました。
技術の進歩ですね。
<ゴール後>
ランチームのメンバと合流して、互いの健闘をたたえあいます。
レースの感想を言い合ったりして、楽しい時間でした。
あまりに楽しすぎて「またフルマラソン走りたいな~」とその場で思うほどに。
古傷のある右ひざも、なんとか持ってくれました。
コンビニで氷を買って、氷嚢を作りアイシングします(運動直後のアイシングが、後々ダメージを残さないために非常に重要です)。
ということで、無事にフルマラソンデビュー終わったのでした。
これまでハーフ(21㎞)を「長い!」と感じていたのがこの瞬間から
「ゆっくり走れば余裕だな」と思えるようになりました。
こうやって、自分の閾値が少しずつ上がっていくのですね。
日記調になってしまったけど、これでマラソンデビュー記は終わり。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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今日の学び
「
仲間と喜びを共有することが達成感を倍増させる
」
TIスイムサロン
船堀駅
しろたえ(赤坂の洋菓子屋さん、レアチーズケーキが激おすすめ)
オステリア