【217】FTFに行ってきた

今日は品川にてFTF(Freescale Technical Forum)2014に参加してきた。
Freescaleとは半導体メーカーの名前であり、
モトローラー(ファミコンのCPUなどを作っていた)という会社の半導体部門の独立が起源である。
ちなみにCPU(Central Processing Unit; 中央演算装置)とは、コンピュータにとっての脳みその様なモノ。
このフォーラムでは、様々な半導体メーカーの代表者が講演を行う。
どういった分野に力を入れているか、どれだけ小型化、省電力化できるか、
という話を効く。
その中で個人的に興味があるのはEthernetを用いた組込み機器の通信である。
車を例にすると、車1台あたりに、多ければ100個程度のECU(Electric Control Unit)が搭載されている。
当然、これらのユニットはそれぞれの機能を持っており、例えば
  • Engine Startボタンが押されたらエンジンをかける
  • パワーステアリング機能で、上腕二頭筋が発達していない人でも楽にハンドルを回すことができる
  • 前の車とぶつかりそうになったら勝手にブレーキをかける(スバルのeye sightなどが有名ですね)
  • 高速道路で、アクセルを踏まなくとも一定速度で走ってくれる(ACC; Adaptive Cruise Controltと呼ぶこともある)
  • バスが、乗客が乗り降りしやすいよう、車高が低くなり傾く(エアーサスペンション)

などである。
そして、これらのユニットは現在はCAN(Controller Area Network)という通信方法を用いて
相互にデータのやり取りをしているのだが
このCANの代わりにEthernet、つまり私たちが毎日使っているインターネットと同じ技術
という話が一部で持ち上がっている(通信速度が速いのがメリットの一つ)。
、、、と、いろいろな説明を聞いて、空き時間に展示を見ていたら
Garmin発見(笑)
この小さい腕時計の中にも、ちゃんとCPUが入っていて、
常にモリモリ計算を行っているのですね。
これぞまさに組込み製品。
今まで人に「組込み」を説明するときには
自動車や家電(洗濯機とか)を例に挙げていたのですが、
これからは(ランナーと話すときは特に)Garminを挙げようと思います。
=====
今日の学び
 組込み業界のトレンドを学んだ。
 これからは通信およびセキュリティが要となりそう
 Garminもまさに組込み系製品。
 今日展示で見るまで思いつきもしなかった。灯台下暗し。
」 

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