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【295】脱力のススメ

自分の中のキーワードの一つに「脱力」があります。

力むと良いことがありません。
ここ最近、いろいろな所で「力が入るといいことがない」という場面に遭遇したため
ようやく「あ、今力んどるわー。だから上手くいかんのだわー」という
感覚が摑めるようになってきました。

言葉で理解するのと、体感で理解するのは大違いです。
そんな気付きがあって以来、従来のジム通いのガチムチ系筋トレをやめて
「いかに脱力させるか(=体の連動性を高めるか)」に意識をシフトしています。

力んだ時の失敗例

どういう時に「力が入るといいことがない」と思ったか、
力んだがために失敗した例を挙げます。

合氣道の場合

技がかかりません。

相手を投げてやろうと思えば思うほど力が入り、力が入るとなぜか相手に抵抗されてしまいます。
「柔よく剛を制す」という言葉の意味をこれほど実感できることはありません。

脱力して、体重移動だったり、回転の力・遠心力を使う方が容易に相手を制することができます。
ちなみに技をかけられるときも、力みがあると余計に痛いです。

水泳の場合

沈みます。

バイク(自転車)の場合

体力が持ちません。

力めば力むほど、太腿の筋肉を使うことになり、あっという間にバテてしまいます。
心拍数も急上昇。

ランの場合

故障します。

力むと地面を蹴る走り方になり、膝とふくらはぎに負担がかかります。

ブログの場合

更新が続きません。

「良い文章を書いてやる!」とか
「共感させる文章を書いてやる!」とか思えば思うほど疲れます。

仮に良い文章が書けたとしても、その後の反動が大きいように思えます。

少しだけめっきを張る程度の、ちょっと背伸び系文章にとどめておきましょう。

仕事の場合

問題(バグ)に気付けません。

どうにかして解決してやろう!と血眼になるほど
スコトーマ(盲点)が強化されてしまうようです。

どれだけ考えても解決策の思いつかなかった問題が、
休憩した瞬間や、お風呂に入っている時、一晩睡眠をとった後に
ふと解消される、そんな経験ないですか?

囲碁の場合

石を取られてフルボッコにされます。

相手の石をとってやろう!と意気込むほどになぜか自陣の兵站が断絶されます。

力まないようにするには

じゃぁどうやって力みを取るの?という話ですが

「愚直に力みがとれるまで繰り返す」

しかないと考えます。

このとき自分の体の状況を観察しながら
「あ、今このあたりに力がはいっているな」
なんて意識できていたら良いでしょう。

周りにパートナーがいれば
「力んでいるよ」と指摘してもらうのも手です。

ただし、自分で意識したり、人に指摘してもらえたからと言ってすぐに脱力することは不可能です。
誰しも慣れないことに挑戦するときは無意識に力が入ってしまうもの。

そこからいかに体全体を使って楽に物事に取り組めるかを意識しましょう。
頭を使う場合も同様で、たとえば力いっぱい握りこぶしを作った状態だと
文章が思いつかなかったり、ゲームで的確な判断ができなくなるなど
思考が滞ってしまいますし

過度に意気込んでいる場合だと体のどこかに力が入っているはず。
心と身は密接に連携しているようです。

まとめ

鍛えたい部分以外を固定し、局所的に行う筋力トレーニングは
力みを生み、その結果故障を生みかねません。

体全体を動かしながら、連動性を高めるトレーニングを行いつつ
心身ともに適度にリラックスした状態を作れるようにしましょう。

目指すはARMSで言うところの「水の心」です。

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1/25のマラソン以来、一度皇居一周したっきりで、
ランのトレーニングが全くできていません。
左足の甲に鈍痛があったので暫く安静にしていたのですがぼちぼち走り始めます。

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