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【0020】ぶれないこと

本日は合気道に行ってまいりました。

稽古後、道場の端で一人、技の復習をしていると
「三好さん、合気道は木剣を振るのと同じですよ」と
兄弟子(大先輩)が声をかけてくれました。

その後、木剣を奥から取り出してきてくれ、
木剣の握り方から振り方、足の運び方など様々なことを
教えてくれました。

木剣を手にしてみると
「自分自身が如何にぶれているか」
を知る所となります。

まっすぐ手を振っているつもりでも
剣先は左右にふれながらぎこちない軌道を描きます。

また、左前スタイルに持ち帰るとその結果は尚更
如実に表れます(合気道は、左右を均等に使うために
左手を前に出して練習も行います。そのため、今回は
木剣も左前にして振ってみたのでした)。

この経験で分かったことは

ということです。
同時に、上記の問題を解決するには
「稽古を繰り返すしかない」
と、感じたのでした。
「付け焼刃は効かないぞ、しっかりしたイメージを持ちながら、
同じ動作を繰り返し、繰り返し練習しなければ!」と。
さて先日、鍵山氏の書籍「やっておいてよかった」について
ふれました。
この本を読んでなぜかいたく感動して、同調して、共感してしまったのですが
ふと、今日の合気道稽古後に
「自分の信念を曲げずに、貫き通すこと」
という概念を自分は欲していて、かつ、この書籍中からその教えの
匂いを多分に嗅ぎ取れたことが、感動の理由であると気づきました。
鍵山氏の場合は「掃除」です。
他の経営者から「お宅の社長は掃除しかできないのか」や「そんな効率の悪い無駄なことやめてしまえばいい」などと何度も言われながら、心が折れそうになりながらも、
鍵山氏は「掃除」を止めなかったと書いてあります。
確かに、表面的に見れば掃除は
「経営者にしかできない」ことではないでしょう。
しかるべき対価を支払って、業者にお願いすれば事足ります。
しかし、掃除という一つの事を信念を持ちながらやり続ける
という行為は、内面的(精神的)には大きな効果を持っていると感じます。
「経営者の前に、一流の人間であるために」は、
掃除が欠かせないものであったのだろう、と。
鍵山氏は「掃除」という行為を以て
自分自身が「ぶれない」ようにコントロールしていたのだと思います。
なんというか、なんでもいいから良い習慣、
例えば
 ・木剣を毎朝素振りしてみる
 ・毎日掃除をする
 ・毎日本を読む
 ・毎日「ありがとう」という言葉を口に出す  …など
を持ち、何か行動をすることで
それが心にも作用するのだと
おぼろげに感じたのでした。
心 技 体
という言葉は
「良い行動習慣(技)を以て 心と体を結びつける」
ということ、という私の勝手な解釈をこじつけて、今日の更新を終えます。
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今日の学び
「ぶれないこと。信念を貫くこと。
 一つ、例外を設けてしまえば 一つ、弱くなる」