透明なトラックに学んだ、シンプル思考のむずかしさ

今日は記事紹介。

サムスンが「透明なトラック」を開発しているというニュースを見た。

トラックの後ろから前方が見える! サムスンが"透明"車両を開発中(GIZMODE)

車で走行中に、大型トラックの後ろにつけてしまうと前方が確認できず、

追い抜こうとしても対向車が怖くって追い抜けないという問題がある。

それを解決しようとしたのがこの透明なトラック。

このアイディア、面白い。

ネット上では

「どうせ画面がフリーズしたりバグるんだろ」

「途中でCM流れるんだろ」

なんて辛辣な意見も見受けられたが^^;

仮にボクがこの問題を解決しようと頭をひねっても

・トラックをよけて前方検知する特殊なレーダーをつくる(ミリ波とか)

・GPSとカーナビなどから周囲の車の走行状況を判断する

とか、実現が難しい技術ネタしか思い浮かばない。

単純に

「トラックの前方にカメラつけて、その映像をお尻に映せばいいやん」

という発想に惹かれる。

変な技術を使うよりよほど安く、信頼性は高く(故障しにくく)つくることができる。

「自分の車がなんとかしなければならない」思い込みを知り、

「トラック側に情報提供させる」という盲点(スコトーマ)を発見できた。

良いものは美しい、場当たり的対処は醜さを生む

「良いものは美しい」という言葉がある。

洗練された製品は、その外観やデザインも美しいというもの。

プログラムで言えば

一つ一つの機能が過不足なく組み合わさり、

データ構造も非常に直感的でわかりやすい

という感じ。

美しいものは不具合・バグも少ない。

その一方で、何か問題が生じて、その問題にとりあえず対応する…

と場当たり的対処を繰り返すほど、美しさは損なわれていく。

いろいろなパーツが癒着して、かつ冗長で、何がどうなっているかパッと見てわからない。

問題に対処して安堵していたら、

その対処方法のせいで今まで見えていなかったバグが顕在化したり。

ものごとは美しく(根本原因)から解決する癖をつけなくては。

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編集後記

トライアスロン仲間がバイクを購入。

九十九里を一緒に走れる日が待ち遠しいです!

一日一新

千駄ヶ谷からバイクショップまで軽くジョグ

熊と猪

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