ゲーマーに聞いた、背水の逆転劇の凄さ

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先日、Skypeで九州在住の元ゲーマーの男性(Aさん)とお話をする機会があった。

Aさんは地元のゲームセンター内での大会で優勝するほどの腕の持ち主。

会話のなかで、

「背水の逆転劇」

という有名な動画の凄さをわかりやすく解説してもらった。

格闘ゲームにそれほど詳しくないボクでも、とても感動したので、

頑張って紹介しようと思う(分かりづらかったらすみません。そして、Aさんの説明の解釈を誤っているかもしれない。。)。

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背水の逆転劇とは

日本初のプロゲーマーである梅原大吾氏が、2004年のEvolution(格闘ゲームのイベント)で見せた大逆転である。

ゲームの種類はストリートファイターという人気格闘ゲーム。

かつてスーパーファミコンでストリートファイターⅡを楽しんだ人も多いだろう。

百聞は一見に如かずということで、以下の動画をご覧頂きたい。

※注意:音がでます

梅原操るKEN(ゲームキャラクターの名前)が劣勢であり、

ラウンドの残り30秒時点でHP(ヒットポイント)ゲージが1ミリ未満という状態になっている。

必殺技をガードしたとしてもKOされてしまう※という瀕死の状態だ

(※必殺技の場合、通常防御しても僅かにダメージを受ける)。

こんな状態で、相手のチュンリー(キャラクタの名前)からトドメとして超必殺技を繰り出さる

絶体絶命の状態で梅原は見事な逆転劇を演じる。

1.ブロッキング

この動画で使用されている格闘ゲームでは「ブロッキング」という、通常防御とは異なる防御システムが存在する。

相手の技が出る瞬間に「前」もしくは「真下」のキー入力をすることで、

ダメージを完全に無効化する技術だ。

単に相手と逆側のキー入力を行いつづければ良い通常防御とは違い、

相手が技を繰り出すその約1/6秒以内(200ミリ秒未満!)というシビアなタイミングで

「前」「真下」のキー入力を行わなければならない。

チュンリーが繰り出した超必殺技、連続の蹴りに対して、

梅原は一つ一つ確実にブロッキングしてゆく。

超必殺技の場合は相手が超必殺技コマンドを入力した瞬間に

ブロッキングコマンドを入力する必要がある。

ラウンドの残り26秒付近で、チュンリーは技を出す前にキックやパンチを繰り出してちょろちょろ動いているが、

これは相手に超必殺技をブロッキングさせないためのダミーの動きらしい。

ちょろちょろ動くことで、必殺技を出すタイミングを相手に図らせないようにしているのだ。

これらのダミーの動きも見破って、着実に一つ一つガードしていく梅原のテクニックが恐ろしい。

2.ブロッキング>ジャンプ>キック&パンチからの必殺技返し

ラウンドの残り20秒で、KENはジャンプしながらブロッキングを行っているが、ココにも梅原の凄さが隠れている。

チュンリーが必殺技を出した時点でのHPは、KENの必殺技をまるまる食らってもギリギリ生き残るくらいに

残っていた。

そこで、KENは普通のパンチとキックをいれることでチュンリーのHPを削り、

「必殺技で倒せるHP量」にしてから必殺技を発動している。

ブロッキングでただでさえ忙しいはずなのに、相手のHP残量まで把握し、

倒すための手順を的確に踏める計算力がハンパない。

3.冷静さ・精神力

ボクがこの「背水の逆転劇」で何よりすごいと思うのが、マインドだ。

Evolutionというゲームの祭典、つまり試合本番の大事な場面で、

冷静にブロッキングとHP残量の把握、そして通常技を絡めてから必殺技を繰り出すという

一連の流れを実現できる人はどれだけいるだろうか。

一般論だが、試合本番となれば、誰しもが緊張や焦り、力みなどからミスを犯す。

このゲームの場合はブロッキング一つとってもゼロコンマ秒の精度でキー入力する必要があり、

一瞬でも反応が遅れればそこで負けが確定だ。

こんなギリギリ限界の状態でも、冷静に、的確に状況判断し、正確な操作を行えるその精神力・集中力がすさまじい。

普段、どれだけ集中して練習を重ねているのかが、

ゲーマーでないボクにも伝わってくる。

ウメハラの哲学

上述した精神力について、

梅原氏の著書を読んで納得した部分がある。

ゲームというと「ただの遊び」というイメージを持ってしまうが、

梅原は哲学を持っており、プロとしてゲームに対峙している。

現状に満足せず、常に変化を求めているということもしり

「ここまで考えていたのか!!」とびっくりさせられる。

ちなみに読んだのはこの本。

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ゲーマーだけでなく、普通のビジネスマンも読まなければもったいない。

ゲームという、一見ビジネスの対極とも思える分野で生まれた成功法則だからこそ、

抽象度を高めて解釈すれば、ビジネスの本質をつくことができるはず

(ザ・ビジネス本を読んでいると、小手先のテクニックで終わることも多いように感じている)。

あえて、自分の全く知らない分野に触れて、そこから自身の興味と共通する部分を抜き出すことが重要だと考えている。

まとめ

今回の梅原氏の「背水の逆転劇」の動画について、Aさんから解説を受けたことで

この動画がなぜこれほどまで有名になったのか、その理由をゲーマーでないボクでも少しだけ知ることができた。

ぱっと見ただけで「おぉ、すごい」と思っていたのが

その道のプロから要素を教えてもらうことで

「おぉ!!!!すげぇぇぇ!!」

という思いに変わる。

そしてそのすごいプレイの根底に流れている梅原の哲学。

本の帯に書かれている通り、「人生の攻略本」たりえる。

新しい発見を与えてくださったAさん、ありがとうございました!

=====

編集後記

じわじわとブログ書きたくなってきたので書きます。

気負わずたんたんと。

11月の走行距離:14.6km(目標:200km)

一日一新:

京成西船で降車

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